全日程が終了しました

3日間ありがとうございました。
アーティストさんも3人いらっしゃいますし、その都度いらっしゃるお客様も変わっていくため、様々なドラマを体感できる贅沢な時間となりました。

振り返ります。

二日目は
「禮楽 個展」
墨の絵を中心とした展示でした。
書も嗜む禮楽さんには熱心なファンもいらっしゃいます。

「書いてほしい文字があるんです」
というリクエストに快く応える先生の姿。

はじめは展示せずに奥にあった作品も、
ファンが来るたびお披露目すると
「これも飾るといい。これも出したらいい」
と次々に展示が変えられていきました。

なんと、ファンの手でダイナミックに生まれ変わっていくという
そんな展示ドラマがあっていいんでしょうか?!
禮楽さんはまるで菩薩のようなかた。
皆さんほっておけない様子です。

三国志マニアでもありファンとの談義も尽きません。

関係者の方が応援のため駅前などでDMを配ると、
それを受け取ったという男性が飛び込んでいらっしゃいました。

まっすぐ、ある作品に近づくと
「あ!これだ」
それは麒麟を描いた墨絵で、賞も取っている作品。
「このポストカードはないですか?」
もらったチラシに載っていたという
その麒麟の絵に一目惚れされたようなのです。

ポストカードは無かったのですが、写真を撮影し、
他のポストカードを購入されました。
「サイン頂けるんですか?すごい!」

お目当てのものは無かったのですが、
撮影した写真をお守りにすると言って帰っていかれました。


私もみじんこのポストカードを狙っていたのですが……見事に完売。
残念がっていたら、禮楽さんから手書きの絵を頂いてしまいました。

優しい。
本当に優しい雰囲気を持った方です。
貴重な一枚。
その日の展示は大盛況で充実したまま終了。
そして入れ替え作業がはじまり、
応援の方と共に三日目に備えました。

迎えた最終日も秋晴れ。

「黄色いネムネム 個展」

リズムマシン TR-909を持参されての初展示。
はじめは併設の教室で授業があるので……とお断りせざる得なかったのですが
先生の了承を得て小さめの音で会場に音楽を響かせました。

それでもこのスペースを支配するには十分なBGM。
「基本的な構成の曲だけ持ってきました」
ということで、誰の感性にも合う原始的なリズムは
その場に居る人たちの「快」スイッチを否応なく押します。
これが作者さんの絵と完全にマッチして
相乗効果が素晴らしかったです。
アート(自由)とはまさにこのこと。


黄色いネムネムさんは一ヶ月かけて作品を丁寧に作り込んでいます。
絵を完成させてから、それをPCに取り込んで、
さらにCG加工を加え、
レイヤーを1000枚以上重ねて作った作品など、
本人のみならず、応援する皆さんの自慢になっていました。
地元神戸のサンテレビでも放映されたそうです。

「中毒ですね」

音楽にも絵にも正面から正直に向かっていく
力強いアーティストさんです。

こんな展示ドラマも他ではあまり見かけません。
初展示でこの完成度ですから。
大きな舞台に立つ頃には一体何者になっているのか、
未来が楽しみで仕方ないですね。
その一歩目のお手伝いができて幸いです。

私も負けないようにしないと……(オーナーの独り言)

この日は離席せねばならず見届けられなかったのですが、
3日間通って下さるお客様も居て、色んな方が会場にいらして下さいました。

皆さんがドラマの主人公として
いい顔で最終回まで作り上げられた
そんな展示でした。

いらしてくださった沢山の皆様ありがとうございました。


という感じです。
本当は書きたいことがまだまだ、まだまだあるのですが、長くなるので名残惜しいですが、これにて終了させて頂きます。
各アーティストの皆様の活躍を心から応援致します。

今後もなにかありましたら、こちらでもお知らせして参ります。

さて、11月の展示はございません。
11月中は会議室や教室としての貸し出しのみですが、その間にギャラリー機能を充実させるべく、様々取り組んで参ります。
1年目を迎えるにあたり、料金の改定も予定しております。
おってお知らせ致します。

それでは今後もギャラリーspace showをよろしくお願い致します。(オーナー)

コメント