当ギャラリーの歴史

小雨が気持ちよいリズムを生み出して降り注ぐ神戸からお届けしております。

壁に額を飾ってみました。
なるほど……。
皆さんなら、どうお使いになるでしょうか?


今日は、当ギャラリーがここに至るまでの歴史を少々振り返ってみます。

ここ新光ビルに「山水学院」ができたのは30年ほど前。
語学教室になる前は「ギャラリー山水」という中国絵画・水墨画を専門に扱うレンタルギャラリーを経営していました。

需要の関係で次第に語学を教えるようになり、ギャラリー部分は縮小されて、そのまま教室へと変貌を遂げます。
はじめのころは海外の人たちに花道なども教えていましたので、この教室にはいつも絵や花が飾られ、英語、中国語、日本語が飛び交っていました。

私は自営業の両親の元、教室内をちょろちょろしながら過ごしておりました。(幼少期はあまり来ないように言われてましたが)
その頃は「駅前留学」も盛んで、お客様で賑わっておりました。

そして22年前、阪神大震災が起こります。
部屋のなかのものは全て倒れていて、ガラスが飛び散り、壁の一部が壊れるなどありましたが、ビル自体は無事で経営の再開に向けて修繕と片付けがはじまりました。

神戸市内には、おおよそ3ヵ月ほどの停滞期間があったように思います。
徐々に町が動きはじめ、4月には仕事や学校なども再開されました。
人は減り、活気はなくなり、店は閉まっていて、静かな時が過ぎました。

人は元気でした。皆、元気を出そうとしていたのだと思います。
以前より空気が優しくなったようにも感じられました。
不穏な空気を含みながらも、気遣いがそこ、ここに広がっていました。

耐えてきた日々が報われて、今では神戸の活気は止められないものになっています。
下の世代の人たちが頑張るようになってきました。
私もその一人になれるといいなと思います。

そんな困難を経て、からのいま。
ギャラリーを私らくし復活すべく動き始めている。という経緯です。
つまり長ったらしく書きましたが、新参者に見せかけて、まあまあ歴史あるんやで?(信頼してや)という、ただの図々しい宣伝なのでありました。
(オーナー)


(8月28日)いよいよ内装工事がはじまりました!
壁一枚建てるにも、業者さんとの攻防が、こんなにあるとは想像もしなかった。頼るべきは近所に長くある親切な工務店。かもしれません。

ブログへのご来訪に感謝。
2017年11月25日プレオープンには是非とも足をお運びください!

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